【決勝】アメリカ戦(8/12)終了後、上野由岐子インタビュー全文 / WBSC世界女子ソフトボール選手権大会
2018.08.13
 

ーーーーーお疲れ様でした。今日の準決勝・決勝と2試合、完投というところ、あると思うんですけど、試合を振り返って頂いてよろしいですか。
 
んー…そうですね、まあ最後はやっぱり皆が6点取ってくれた試合を…やっぱり、勝てなかったっていうのが申し訳ないというか、まあそういう面です。

 
ーーーーー今大会、投手陣を率いるという事と、「絶対的なエース」としての大会だったとは思うんですけど、その上野選手から見ると、若手の投手陣だったりっていう部分を含めて、まずは二年後の東京オリンピックへの収穫と課題っていったものがありましたらお願いします。
 
そうですねー…やっぱり自分も投げてて、まあもう歳とったなというか…うん、っていう意味でも若い選手と上手く継投しながら、試合も作っていかなきゃいけないなと思いますし、んー…、まあ結果がすべてなので、抑えたら抑えたで、また評価も変わるんでしょうけれども、まあそこは監督としっかり話をしながら、監督が決めることなんですけども、まあコンディショニングもしっかり考えながら、この先考えていかなきゃいけないかなって思います。
 
 
ーーーーー最後のちょっと前までムンロの打席の時ですけれど、ツーボールワンストライク、もしくはスリーボールワンストライクというところで一度自分で外してというか、タイミングをちょっとタイム取るとかとってなんかそういう気持ちは全くなかったんですか?
 
なかったです。
 
 
ーーーーー勝負?もう、ムンロと、とにかく、打ち取るという、それだけでした?
 
そうですね。はい。
 
 
ーーーーー投げててこう歳をとったなっ…ていうのはこう、改めて感じたというのはやっぱりスタミナの部分…?
 
んー…まあスタミナというか、6点取ってくれて7点失点するピッチャーもどうかなって、個人的にそう思っただけです。
 
 
ーーーーー前回の世界選手権は欠場されて、久しぶりのアメリカとの真剣勝負だったと思うんですけど、改めてアメリカの印象というのはどういうものだったのでしょうか?
 
まあやっぱりアメリカの強さだなって。ただ、アメリカもすごい必死さというか、あの手この手を使ってやっぱり打ちに来てるなっていうのも感じましたし、ただやっぱり日本もアメリカの投手陣から6点も取れるってことは、やっぱりうちも負けてないと思うので、やっぱりバッテリーがこれからしっかりもっともっと作っていかなきゃいけないかなって思います。
 
 
ーーーーー上野さんにとって、二年後オリンピックがあって…前の、前回の北京の前の世界選手権もすごい糧にして、優勝につなげたご経験があると思うんですけど、今回の世界選手権は二年後にどうつなげていきたい大会でありました?
 
んー…まあ戦い方としてすごい良かったんじゃないかなと思います、はい。課題もしっかり見えてきたと思うし、まあ勝って終わるよりもこうやって負けたほうが学ぶことがやっぱ多いと思うので、まあ…もちろん勝ちたかった大会ではありますけど、そういった意味ではこれを活かして2020年につなげるしかないなっていう、そういう思いですね。
 
 
ーーーーー先ほど継投でっていうお話ありましたけど、やっぱりそのためには上野さんと同じレベルか、それ以上の若いピッチャーが出てこないといけないと思うんですけど…。
 
そうですね、そこはすごい課題だと思います(笑)はい。まあ倭(藤田)は昨日ピッチング見ててもすごい安定感出てきて、粘り強いピッチングができてたし、昨日の試合はすごい彼女にとってはいい経験になったんじゃないかなと思いますし、やっぱりその次の濵村だったり、勝股だったり、もっともっとうん…“スキル”を磨いていかないと、まだまだ使ってもらえるようなレベルじゃないので、今回二人が入ってますけど、多分どのピッチャーが入っても同じだと思うんですよ。今の日本のレベル的に。だからこそ、もっともっとその若い選手がスキルをもっと磨いていかなきゃいけないのかなっていうのもありますし、まあもちろんそこが大きな鍵にもなってくると思うので、そういった意味では、まあまあ課題もたくさんありますし…はい。
 
 

このページの先頭へ