アメリカ戦(8/11)終了後、藤田倭インタビュー全文 / WBSC世界女子ソフトボール選手権大会 準決勝
2018.08.12
 
ーーーーー今日改めてお疲れ様でした。率直な、投げ終わっての、お気持ちを…
 
そうですね、あのー、先に先取点を取ってもらってたので、何とか、何とか粘りたかったんですけど…まあそこで、ちょっと同点に追いつかれちゃったので、もうちょっと粘れたかなーっていう反省と、でもまあ“いい部分”もあったので、今日で終わりじゃないので、それは明日につなげていきたいなっていう風に思ってます。
 

ーーーーーアメリカ打線っていう面で、そのアメリカ打線っていうのはご自身いかがでした?
 
そうですね、やっぱり力もありますし、走力もありますし。やっぱり「一発」があるので、今日は一発を二本打たれてしまったので。やっぱり、そういう大きなプレーで流れも変わってきてしまうので、やっぱりアメリカはパワーもありますし、やっぱり“強さ”を感じますね。
 

ーーーーー先ほど監督もお話があったんですけど、監督からかなりこう、まあ上野選手に代わる存在になりうる選手として、今日の登板を全部投げ切るということを伺ってたという話を伺いましたけど、ご自身としてはどのように受け止めて…?
 
そうですね、前の日から言われていたので、自分自身もやっぱりここでやっぱ“上野さんだけじゃない”っていうのを強くアピールしたかったんですけど。やっぱり結果としてはそれが伴ってこなかったので、まだまだだな…て思う部分と、やっぱりもっと自分自身がレベルアップしていかないと、“勝てないな”って風にもすごく思いましたし、やっぱり打線は点数をとっているので、まあそこをなんとか粘れるように自分自身のスキルアップが必要だなー…って風には感じました。
 

ーーーー今日はかなりボールカウントといいますか、審判に苦しめられた部分があったと思うのですけど、そのあたりご自身でどのようにこう考えてたのですか。
 
そうですね、その…そういう部分は結構想定内だったので。あの…甘くいって長打を打たれてしまう、ってのが一番良くないので。やっぱりボールが増えても最後は打ち取れるリズムでいきたいなー…と思ってたんですけど。カウントがボール先行になっても自分の絶対信じれるボールを投げれば、打ち取れるっていう風に思ってたので、焦ることなく、自分のリズムを崩すことなく、まあ投げれてはいましたね。
 

ーーーーーちょっと話変わるんですけど、今日試合前に、結構上野選手と話す場面が多く見られたと感じましたけど、どのようなことをお話されてたのですか?
 
そうですね、でも普通に普段からよく会話はするので。まあ内容は試合のことなのであんまり話せないですけど。やっぱりいろんな経験をされているのでワンポイントのアドバイスであったりだとか、いろんなことをアドバイスはしてくれてましたね。
 
 
ーーーーー上野選手は改めてご自身にとってどのような存在…?
 
そうですね、やっぱり「日本のエース」っていう存在は変わらなくて。自分たちが追いつきたい背中なんですけど、なかなかな追いつけない背中というか、やっぱり…予選のカナダ戦もそうですし、どういう場面であっても自分のピッチングができるというか、周りが見てても安心できるようなピッチングが常にできる。やっぱり経験もそうですし、技術もそうですし、気持ちの部分でもそうだと思うんですけど、やっぱり憧れの選手ではありますし、まあそこを目標にしながらいつかは越えれるように頑張っていかなきゃいけないなとは思ってます。
 

ーーーーー明日以降、ダブルヘッダーというところで連戦になるわけですが、そのあたり意気込みといいますか、明日に向けて一言お願いします。
 
そうですね、今日勝っていたら本当に一試合で済んだので、自分自身のせいっていうのもあるので。しっかり自分に…自分が…自分にチャンスが回ってきたら、その場面で打つ方もそうですし、投げる方でもそうですし、少しでもチームに貢献できるように頑張っていきたいなっていう風には思ってます。
 
 
ーーーーー先ほどお話の中で、ご自身で“いい部分があったので、次につなげられると思う”っていう感じがあったと思うんですけど、いい部分っていうのは改めてどんなものだったのか教えてもらっていいですか。
 
そうですね、オーストラリア戦では自分の制球力を乱してしまったので、まあどういう場面になっても自分の制球力を活かしたピッチングを、すぐ修正しながら投げれたのかなっていう風に思ったので、前回の試合の反省を生かせたことはよかったのかなっていう風に思ってます。
 
 
ーーーーー明日もしかしてもう一回アメリカとやることがあるかもしれません、今日のリベンジという意味でも「絶対負けない」っていう思いっていうのは、他の選手よりかは強いんじゃないかなと思うんですけど、その辺はいかがですか。
 
そうですね、やっぱり負けないっていう強い気持ちもそうですし、自分自身、もう一回リベンジできるように。どういう形で自分にチャンスが回ってくるか本当にわからないですけど、そのチャンスが与えられたときに100%…120%の力が発揮できるように、今日の夜からしっかり準備したいと思ってます。
 
 
ーーーーー決勝トーナメントのアメリカ戦っていうのは我々やっぱり上野さんの力投みたいな…こういう決勝トーナメント・アメリカとの試合の大切な場面っていうのは、マウンドの空気っていうか、試合の空気っていうのは普段と違ったのですか?
 
んー…でも自分自身の気持ちがちょっと違いましたかね。やっぱり監督も「今までやってきたことをしっかりやりなさい。」という“お前に託した”っていうことはもう言葉にして伝えられていたので、やっぱりそういう、期待されるってことは、やっぱりそれを結果で返さないといけないっていう…すごい思いが、自分も強かったですし。今まで上野さんが代表入りされてて、一昨年のカナダでの世界選手権っていうのは離脱されてるんですけど、そこで初めて決勝トーナメントで投げさせてもらって、今回本当に決勝トーナメントのマウンドに立つっていうこと自体が初めてなので、やっぱりいろんな今までの思いというか、やっとここまで…やっとスタートラインに立てたかなって、やっぱりここで使ってもらえる、っていうすごい気持ち。なんていうんですかね…熱い気持ちにもなれましたし。まあそこで、結果を出したいっていう強い気持ちにもなりました。
 

ーーーーーだとしたら今日すごく負けたけど、色々得られたんじゃないですか?
 
まあでも結果がすべてなので。自分自身が何を得たとしても、すごい経験をさせてもらったんですけど、やっぱり上野さんだったり、いろんな選手の負担がかかるのは間違いないので。やっぱりここでしっかり結果を出し切れる選手になりたいですね。
 

ーーーーーホームランを打たれた二球というのは高さだったり、コントロールだったりっていうのはご自身のなかで…?
 
甘かったですね。
 

ーーーーー甘く入ると…(打たれる?)

そうですね、はい。
 

ーーーーー7回の満塁の時とか、あとタイブレークになってから、やっぱり終盤でちょっと厳しかったな…っていう印象はあるんですけど、球数が増えたのはメンタルの問題ですか?それとも相当警戒して投げたのか?
 
皆メンタル好きですね(笑) <会場笑い>
 

ーーーーーいやいや、相当きついプレッシャーを感じたかなと(笑)
 
やっぱりあの場面は何としてでも抑えなきゃいけないケースなので、自分のメンタルは冷静でした。でもバッターとの駆け引きで、ボールカウントが増えたりだとか、そういうことはしましたけど、自分は思い切って「負けない!」っていう気持ちでマウンドには立ってました。
 


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